【目次】
挨拶とはじめに
こんばんは、流手と申します。
今回は少し『闘神伝』というゲームの話をしたい。皆さん、闘神伝は知っていますか。ひょっとすると20代前半の方は名前すら聞いたことがないかもしれませんね。実際、もう少し上である私自身の同年代との会話においてもピンとこない人が多々いるくらいにはマイナーなゲームであったのかもしれません。
実はこれは3Dの格闘ゲームなんですが、3Dの格闘ゲームといえば、『バーチャファイター』シリーズや『鉄拳』のシリーズを連想される方が多いと思います。ああ、『デッドオアアライブ』もありましたね。少なくとも『闘神伝』シリーズを真っ先に連想する人はなかなかいない。無論、少しはいるとは思いますが、未だに出くわしたことはありません。……いや、いないかなぁ……。
『ソウルエッジ』や『ソウルキャリバー』も有名ですよね。『ジャスティス学園』も話題作でしたし、言い出せばキリがない。
ともかく、今回はそんなゲームの話をしてみたい。
闘神伝とは
さて、格闘ゲームといえば皆さん連想するキャラクター達がいますよね。代表的なものでいえば、『ストリートファイター』シリーズのリュウとケンみたいな。もしくは、京と庵という方もいるかもしれません。しかし、私は違う。エイジとカインがそれなのです。格闘ゲームといえばエイジとカイン。つまり闘神伝。最強といえばショウ。
それはさておき『闘神伝』といえば、タカラより1995年に発売された対戦型格闘ゲームです。開発はタムソフト。
タムソフトといえば、近年では『うたわれるもの斬』がそうでしたね。未プレイであれこれいうのも違う気がしますが、アクションについては概ね良好であったとのレビューは見掛けたものですが……果たして。
少し話が逸れてしまいましたが、前述の通り3Dの格闘ゲームであり世間を賑わせたのはPlayStationの発売直後に発売された3D格闘ゲームという点でしょうか。そして、よくレビューされていますが、3Dでありながらも2Dの如くコマンド形式のシステムを採用しているところも注目すべき点です。
また、キャラクターデザインはことぶきつかさ氏。
余談ですが『ファイアーエムブレムヒーローズ』でもウルスラのデザインをされています。ガンダム関連の漫画のほうで御存じの方のほうが多いかもしれませんね。
ゲームの特徴
特徴としては、登場キャラクターが各々武器を持って戦うという斬新なスタイルが世間に衝撃を与えました。遠距離攻撃こそありましたが、基本的に己の肉体のみで戦うスタイルが主流でしたが、これは違う。
そしてまた、リングアウトの概念や敵の攻撃をガードやジャンプでなく側転で避けるという選択肢も当時は話題となっていたように思います。
また側転が及ぼす影響は凄まじく、軸をずらすといえばいいのでしょうか。相手との軸がずれることにより、誰もいない方向へ攻撃を繰り出してしまうこともしばしば。
画像でもあれば分かりやすいのでしょうが、今は少し難しい。また機会があれば更新しておく形にします。
個人的にはファイトの直前にちょこっとしたモーションがあるのが好きでした。ルーティーンのような感じで。お辞儀したり、カモーンしたり。
あらすじ
何年かおきに開催されるという明らかに怪しい『暗黒武道会闘神大武会』が舞台となっています。この大会は世間には知られておらず、参加者、開催場所等も大会を統括する組織から参加者のみに招待状として直接届けられるというものです。裏世界の格闘トーナメントですので公には出来ないのでしょう。
あるものは己のために、あるものは愛する人のために、あるものは名誉のために……。
すべてを賭けた闘いが、今始まろうとしている。
記憶によれば、起動したらまずあらすじが流れ始めたような気がします。大抵連打して飛ばすやつです。
キャラクター
折角ですので、初代のメンバーを少しだけ紹介しておきましょう。
すべてWikipediaからの引用です。スミマセン。非常に魅力的なキャラクターが揃っていますので、夢中になること必至です。少しのネタバレを含みすので、いないと思いますが気になる方はご注意ください。
エイジ・シンジョウ
3月31日生まれ。A型。身長175cm。体重63kg。福島県出身の日本人男性。失踪した兄・ショウを追って世界を巡る冒険家となる。幼いころから唯一の家族の兄に教えられていた剣術を活かし、世界各地で活躍している冒険家をしている。親代わりで、剣の師である兄は『闘神伝』では行方不明で、冒険家をしている目的の一部は兄を探すためでもあった。武器は日本刀・白虎の太刀。元は夜鬼一族の武器だったが、いつの間にか流出し、エイジの家に伝わっていた。「白虎の太刀」という名は、故郷会津の白虎隊にちなんでエイジがつけたものだが、それは偶然にも本当の名前と同じものだった。
燃える大和魂
カイン・アモウ
12月24日生まれ。AB型。身長178cm。体重64kg。イギリス人男性。エイジとはよきライバル関係で、共にショウに師事した。日本での修業の後、謎の人物に殺された父の仇を討つべく賞金稼ぎとなり、裏の世界では「ストーム」の通り名で知られていくこととなるが、自分が仕留めた賞金首にナルという娘がいたと知って彼女を引き取り育てていく。武器は西洋刀のキャリバーン。これは伝説のアーサー王の愛剣エクスカリバーであるが、カインはそれと知らずに使っている。またカインの技名はエイジの技名を英語にしたものが多い。
穏やかな荒海
ソフィア
2月6日生まれ。A型。身長172.5cm。体重50kg。ロシア人女性。職業は私立探偵。自分の過去に関する記憶を失っており、過去を知る手がかりを求めて闘神大武会に参加した。武器は革の鞭・クラースヌイブーリァ。金髪ポニーテールで、SMの女王様の如き格好をしている。そのため、ことぶきつかさも「プレステ倫理ギリギリのデザイン」と言っている。
心縛る妖艶のムチ
ラングー・アイアン
アメリカ人男性。鉱山責任者。偶然見つけたウラン鉱脈を、悪用を恐れて封印するが、鉱脈の情報を欲した秘密結社によって身重の妻と息子を拉致されてしまい、2人を取り戻すために大武会に参加する。巨大な金棒を武器とする。
大自然と共に生きる男
ホー・ファイ
中国人男性、107歳(『闘神伝2』当時)。普段は手品師として好々爺を装っているが、その実態は人を殺さずにはいられない殺人鬼。武器は鉄の鉤爪・魂葬牙爪(こんそうがっか)。
暗黒に染まりし超常の力
モンド
一応は日本人男性だが、大和民族とは一切交流を持たずに暮らしてきた「夜鬼(ヤァーク)一族」の1人。とある組織(実は『アゴーン・テオス教団』)から秘密結社の調査を依頼され、大武会に参加する。武器は伸縮自在の槍・青龍の槍。なおエイジの白虎の太刀、カオスの玄武の盾、ウラヌスの朱雀の弓は、元々この夜鬼一族の武具だったが、それがいつの間にか流出した。
冷酷無比の鬼一族
デューク・バルテルミ・ランバード
2月3日生まれ。A型。身長190cm。体重75kg。フランスの片田舎の領主。かつて領地を訪れたエイジと勝負をし、家宝の剣を叩き折られて敗北した。彼とのリターンマッチのため、大武会に参加した。武器は両手剣のデルニエ・ヴァンクール。この剣はエイジとの勝負で折られた剣とつがいである。騎士道精神に忠実で、戦う際には剣技のみを使い、蹴り技などは全く使わない。
誇り高き豪腕剣士
エリス
6月5日生まれ。O型。身長160cm。体重47kg。トルコ人女性。旅芸人一座の踊り子。実はガイアの娘で、その身を案じるガイアによって旅芸人一座に預けられた。ガイアもその妻(エリスの母)も日本人であるため、エリスは日系トルコ人ということになる。ティンカーベルがモデル。本シリーズのマスコット的キャラクター。武器はダーク(短剣)。緑色のセミロングヘアで、ほとんどの作品でシースルー部分のある衣装を着ている。
疾風の踊り子
ガイア
6月16日生まれ。O型。身長214cm。体重96kg。日本人男性。秘密結社の四大幹部の1人。自分の家族を謀殺したウラヌスに復讐するために闘神大武会を開催して、自分の部下になる強者を集めようとする。武器は特製の斬馬刀・バッドエンド。
悪鬼の最恐戦士
ショウ
8月1日生まれ。A型。身長176cm。体重63kg。日本人男性。エイジの実兄。「血色の天使」と恐れられ、各地に旅人のように現れる事から「エトランゼ(異邦人)」とも呼ばれている。エイジとカインの剣術の師匠であり、彼らの優れた技がほぼ全て使える上にモーションも高速化しているという高性能キャラクター。飛び道具の「烈空斬」はエイジと違い、2発の気弾が出る。『闘神伝』と『闘神伝2』では隠しボスとして登場する。武器は飛燕剣。実はショウという名は仮名らしい。
以上となります。どうでしょうか、ひょっとすると闘志に火が着いた方もいるかもしれませんね。わかります。
ショウって仮名だったのか……と今衝撃を受けています。まじかよ。知らなかったぜ。
シリーズ
記念すべき一作目の作品です。発売日はなんと1月1日。懐かしいなぁ。と言いつつも実は2012年くらいまではたまにプレイしていましたが。有名であるとは思うのですがBGMが素晴らしいんですよね。今でも時折口ずさんでおります。キャラクター毎にテーマ曲を持っている感じですね。どれも良い。
こうして改めてみますと、『1』からほぼ一年でのリリースです。余談ですが、前作より『2』を所持している人が圧倒的に少なかったのは私の周囲だけでしょうか。もったいない。後に引っ張り出してプレイしていたのはこれが多かった気がします。シンプルに良い。
ゲームボーイの熱闘シリーズの闘神伝です。これは兄と共にかなりプレイしたものです。エイジの地獄門とカインのヘルズ・ゲートはかなり記憶に残っています。長い技って少年の心を刺激しますよね。
またもや前作から一年後。これは結構冒険したなと感じるほどには変化していた気がします。キャラクターが大幅に増えましたが、コンパチブルキャラクターが多かったような? 記憶があります。普通に楽しい。
『4』ではなく『昴』。『3』から10年後が舞台となっています。『昴』は主人公の名前からでしょうか。基本的に支持していますが、どこかボリューム不足に感じたのも事実。開発予算の都合でしょうか。ロード時間も気になっていたような気がしています。プラクティスモードの実装やゲームモードも考慮されましたが、なんなんでしょう、肝心の戦闘が物足りないのか? 充実してるのに物足りない。そんな感じ。
※一部省略しています。『にとうしんでん』『闘真伝』についても今回は除外。
まとめ
ざっとまとめてみましたが如何だったでしょうか。特に『1』については、友達同士で集まると盛り上がること必至です。ネタのような落下シーンに熱いBGM。たまりませんな。
私は兄弟でよく対戦格闘ゲームをして遊んでいた為に一際思い入れが強いゲームとなってしまったのかもしれませんね。私が兄と戦えたのはバーチャファイターと闘神伝くらいだったので。2Dは軒並み敵わなかったなぁ。
もし気になられた方は一度気軽にプレイしてみては如何でしょうか。是非。
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